UZ-6C6 |
(検波増幅用 シャープカットオフ五極管) ヒーター電圧:6.3V 電流:0.3A
規格(動作例)
Ep:250V Ip:2mA Eg1:-3V Eg2:100V Ig2:0.5mA Rp:1.5MΩ Gm:1225μモー μ:1500
UZ-6C6
UZ-6C6は、日本では1936年(S・11年)に東京電気・マツダがUZ-57の後継として製造開始したヒーター電圧 6.3Vの球で(UZ-57は2.5V)ヒーター規格以外はUZ-57と同一です。(写真はマツダ製 現 東芝)
製造開始年は古いのですが、世間に広く出回ったのは戦後(S・23〜5年)になってから・・のようです。理由として、当時は2.5V管ラジオがほとんどであったことと、6.3V管が高価であった・・のに加え、戦前 戦中は軍部納入が主であったから・・と言われております。
上記のように、昭和23年以降の一時期には再生検波ラジオ(並三や高一など)の検波管として、又、アンプの増幅段の一部として、市販ラジオや、昭和30年代後半までのアマチュア製作機器に本当に沢山使われました。昔のラジオ少年(この言葉・・御存知でしょうかネ)には 6C6 の名前は懐かしいのではないでしょうか。