6DJ8 |
(高周波増幅用 双3極管) eH:6.3V iH:0.365A
最大定格(各ユニットごと)
EP(カットオフのとき):550V EP:130V P損失:1.8W カソード電流:25mA −EG:50V グリッド回路抵抗:1MΩ ユニット1のH-K間耐電圧:ヒーター正負共 50V ユニット2のH-K間耐電圧:ヒーター正 50V 負 150V
A1級増幅用特性(各ユニットごと)
EP:90V EG:−1.3V IP:15mA gm:12.5mモー μ:33 等価雑音抵抗:330Ω
使用の際の注意点
ユニット1と2のH-K間耐電圧の違いに注意。 カスコード(従続)増幅として使う場合はユニット1を入力側にすることとし、EPが最大定格を越えないようにグリッド接地部のグリッド電圧は電圧分圧器(例えば抵抗分圧などで)により供給すること。
6DJ8
フレームグリッド管である6DJ8は、元々はカスコード型高周波増幅回路用で、そのバリエーションは各種あり、一般増幅用 及び、共聴用 シンクロスコープ用 軍事用 等の通信・工業用(Hi-S管)、が混在しており、又、低雑音、低内部抵抗、良好な直線性、適当な増幅率 等が見込まれて早くから(昭和35〜6年?)国内 外の著名オーディオアンプにも使われておりました。純然たる民生用ではないので、あまりなじみが無いかも知れませんが、その筋では良く知られている真空管です。 (写真は東芝製 Hi-S管)
以下は 6BX6 です
6BX6 |
(高周波増幅用 5極管) eH:6.3V iH:0.3A
最大定格
EP(カットオフのとき):550V EP:300V EG2(カットオフのとき):550V EG2:300V P損失:2.5W G2損失:0.7W カソード電流:15mA G1回路抵抗:1MΩ H-K間耐電圧:ヒーター正/負(100V / 200V)
動作例および特性
EP: 170V 220V 250V
EG3: 0V 0V 0V
EG2: 170V 200V 250V
EG1: −2.0V −2.55V −3.5V
rp(MΩ): 0.5 0.55 0.65
gm(mモー): 7.4 7.1 6.8
IP(mA): 10 10 10
IG2(mA) 2.5 2.6 2.8
μ(G2-G1間): 50 50 50
6BX6
6BX6は、主にFMやTV等の音声中間周波増幅用及びリミッターとして使用されたシャープカットオフ管です。P-G1間の静電容量がこの手の球としては少なく(0.007PF)安定した高周波回路が形成され、昭和40年代の手製の真空管式ハム用送信機のSSB発生器等にも時々使われておりました。 (写真はナショナル・松下電器製)