5687

(増幅用 双3極管)   ヒーター:直列(12.6V / 0.45A) 並列(6.3V / 0.9A)


およその電極間 静電容量(各ユニットごと)(外部シールドなし)

G-P間:4pF   入力側:4pF    出力側:ユニット1(0.6pF) ユニット2 (0.5pF)    H-K間:7pF    P1-P2間:0.75pF    G1-G2間:0.025pF


最大定格

EP:300V  耐逆EP:1000V  P損失(各ユニットごと):4.2W  全P損失(両ユニットとも):7.5W  直流グリッド電流(各ユニットごと):6mAdc  バルブ温度(最高温部):220 ℃  G回路抵抗(各ユニットごと):1MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正負 共 90V


A1級動作例および特性

EP(Vdc):   120    180     250

EG(Vdc):  −2     −7     −12.5

IP(mAdc)   36     23      12

rp(≒KΩ):  1.56      2.0     3.0

gm(mモー): 11.5     8.5     5.4

μ:        18      17      16


   5687/5687WA


 Hi-S管(通信、工業用)である 5687 は、工業製品(コンピューター用など)から一般アマチュアまでCR結合アンプや位相反転回路等に広く使われた球です。良好な直線性特性、低内部抵抗、大きなプレート損失 等が他の、この手の小型MT管には無い特徴を持っていて、現在(2005年)でもオーディオアンプ等に使用されています。・・・ですが、ヒーター電力の多さに 眼が点。 (左の写真はJAN-WA軍用MIL規格品、右は東芝製Hi-S管)





以下は 5751 です


5751

(増幅用高増幅率 双3極管)   ヒーター:直列(12.6V / 0.175A) 並列(6.3V / 0.35A)


最大定格(各ユニットごと)

eH:5.7〜6.9V (11.3〜13.9V)  EP:330V  EG: 0V〜−50V  P損失:0.7W  カソード電流:6mA  H-K間耐電圧:100V  G回路抵抗:0.5MΩ  バルブ温度:165 ℃


動作例および特性

EP(V):    100    250

EG(V):    −1    −3

IP(mA):    0.8     1.0

μ:         70     70

gm(mモー):  1.2    1.2

rp(KΩ):     58     58


   5751

 5751は、12AX7A(次ページ)の高信頼管で、軍用としてのMIL規格品でもあります。振動や衝撃に耐えられる電極支持が成されています。  5687と同じく工業製品や巷のアマチュア作品等に多く使用されましたが、近年のオーディオアンプにも使われています。(写真は東芝製)


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