6DQ5 |
(水平偏向増幅用ビーム管) ヒーター電圧:6.3V 電流:2.5A
(最大定格)
直流プレート電圧:900V 直流G2電圧:190V プレート損失:24W G2損失:3.2W H-K間電圧(ヒーター正/負):100V/200V G1回路抵抗:0.5MΩ
(特性)
EP:175V EG2:125V EG1:-25V IP:110mA IG2:5mA Gm:10.5mモー rp:5.5KΩ
EC2(G2)=125V EC2(G2)=150V 6DQ5
6DQ5は、1956〜7年頃にRCAが大形カラーテレビ用の水平出力管として開発した球です。日本では1962年頃に東芝が生産を開始して、昭和38〜9年ごろ東芝製21吋カラーテレビに使われ、その後17、 16吋と、小型機種が普及する昭和42〜3年までの間、電源トランス式の東芝カラーテレビに使用されておりました。
東芝では6DQ5と同時期に 26DQ5(ヒーター26Vの電源トランスレス用)も生産しましたが、何故か自社テレビには使っていません。(写真は東芝製)
テレビ以外の6DQ5の使われ方としては、アマ無線局のSSB送信機のリニヤーアンプや、低内部抵抗の大電流特性を生かして、OTLオーディオアンプ出力管として極少数使用された程度のようです。