(引き続き・・V1・V2の動作点)
前ページのV1動作点作図から・・バイアス電圧は1.6V、 従って1.6Vを中心として-0.6V〜2.6Vまでを考えるとカートリッジの入力に対して充分なマージンが得られ、又、赤色の交流負荷線(P-O-Q)も適切に選ばれている。
V2動作点作図から・・EQ素子の180KΩ(中域)がRPに並列に入るので交流負荷線が、かなり立ってくる(赤 実線)。 又、高域においてRLが2/1に低下した時の交流ロードラインを点線で示した(高域における負荷低下に考慮された適切な動作点と言える)
(V2のカソード電圧はPFB抵抗(330KΩ)により+0.37Vアップされていることに注意)
よって、V1・V2の動作領域に関しては実に良く配慮されていると思います。改善点をさがせば、もう少しB電圧を上げて(340V位に)入出力余裕度を向上させてみる・・事ぐらいでしょうか?。
(回路の増幅度・・ゲインは)