ヒーター電圧:6.3V 電流:0.18A

(6HA5 最大定格)

EP:220V EG:-50V P損失:2.6W
カソード電流:22mA G回路抵抗:1MΩ
H-K間電圧(正負共):110V

(6HA5 動作例)

P供給電圧:200V 内シールド電圧:
0V P-RL:4.3KΩ IG:10μA IP:19m
A Gm:20mモー 増幅率:80
    6GK5  6HA5 高周波増幅用三極管


6HA5

 6HA5の他の高周波増幅管に無い特徴は、管内でニートロードという一種の中和作用をさせ(C-GPによる信号の帰還を打ち消し)なを且つ電極間シールドを施し、3極管であるにもかかわらず安定したVHFの高周波増幅ができることです。

他の増幅管(方式)より利得は落ちますが(≒-6dB)NFの良さでメリットが余りあり、昭和49〜50年以後のテレビチューナーのRF増幅管として真空管時代末期まで使用されました。なを規格は少し異なりますが同種の球に 2GK5 3GK5 4GK5 6GK5 が有り、共にテレビチューナー高周波増幅用として使用されました。(写真は、右・・6HA5 ・・ 6GK5 共に東芝製)



下記は 6R-P22 です


 ヒーター電圧:6.3V 電流:0.65A

(最大定格)

EP:300V EG2:300V EG1(正/負):
0V/-50V P損失:7.5W G2損失:1.7W
G3抵抗:1MΩ G1抵抗:0.5MΩ

(A1級増幅特性)

EP:250V EG3:0V EG2:150V 
EG1:-3V
IP:22mA IG2:8.5mA rp:≒55KΩ
6R-P22 検波・増幅用五極管


   6R-P22

 6R-P22の最大の特徴は、電力増幅管としてG1のほかにG3による制御が出来ることです。日本では初期のカラーテレビのR・G・B色復調として、各色ごとに使用し、G3にそれぞれ位相の違う3.58MHZサブキャリアを加え色復調を行っておりました。 電力増幅管ではあるが上図特性により音声周波増幅には不向きで、明らかに特殊用途管と呼ぶべきでしょう? (写真は東芝製)

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