UY-47B

(電力増幅用 直熱型5極管)    eF:2.5V  iF:0.5A


A1(S)動作例

EP:180V   IP:22mA   EG2:180V   IG2:5mA   EG1:−19.5V

rp:55kΩ   μ:90   Gm:1.7mモー   RL:6KΩ   PO:1.4W  


      


    ------------------------  M型フィラメント部


 UY-47Bは、RCA-33(電池管)を元に東京電気(マツダ)が1934年頃(S・9〜10年)開発した日本独自の省エネタイプのST型直熱5極出力管で、原型は同 東京電気開発のナス管UY-247Bです。

当時の日本の住宅事情や供給電力環境を加味し、最初から民生用ラジオの出力管として企画製造されました。 最大出力は1ワット以上得られ、小型ダイナミック・スピーカーの駆動をも考慮された・・と聞いています。

又、戦後は保守用も含め全く製造されておらず生き残っているものは(動作可能な球は)現在では極少数と思われます。 及び、この球の設計思想を受け継いでいるラジオ用5極出力管は戦後間もなく開発された 6Z-P1 であることは、古いラジオ少年(?)の方は御存知でしょう。  写真はトウ真空管(戦前の品川電機)


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