6CS7 |
発振 増幅用複3極菅 ヒーター電圧:6.3V 電流:0.6A
最大定格
ユニット1・・・EP:500V IP:20mA Pp:1.25W Rg(グリッド回路抵抗):2.2MΩ
ユニット2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・EP:500V IP:30mA Pp:6.5W Rg:2.2MΩ
動作例
ユニット1・・・・・EP:250V EC:−8.5V IP:10.5mA gm:2.2mモー μ:17 rp:7.7kΩ
ユニット2・・・EP:250V EC:−10.5V IP:19mA gm:4.5mモー μ:15.5 rp:3.45KΩ
第1ユニット 第2ユニット
6CS7
6CS7は、テレビ受像機の垂直発振 偏向用出力管として認識されているようですが、規格表では垂直偏向用とはなっていません・・しかし最大規格から、主として垂直偏向を目的とし、他 一般の低周波増幅にも使用可能です・・といったような球です。
1955年頃 RCA(?)で開発されたと思われます。 当時は小型テレビが主であった日本では 1956〜57年にかけて東芝 NEC で国産化され、国内各社の16インチ以下のテレビの垂直偏向回路に用いられました・・が、それほど多くは使われなかったように思います。
EP-IP特性曲線から、この手の真空管としては各ユニット共 直線性は比較的良好で(第1ユニットは12AU7 第2ユニットは12BH7か?)当時の、巷のアマチュア・オーディオアンプ製作者がP-Pで小出力アンプに利用しておりました。 (写真は東芝製)