6RA9 |
垂直偏向増幅用3極管 ヒーター電圧:6.3V 電流:0.6A
最大定格(NTSC-TV偏向用)
EP:600V Pp:10W IP:(平均値 50mA せん頭値 175mA) グリッド回路抵抗:2.2MΩ H-K間耐電圧:200V(正負共、直流+せん頭値) 電極間静電容量:G-P間(5PF) 入力側(5.5PF) 出力側(0.7PF)
動作例(特性)
EP:250V EC:−10.5V IP:22mA gm:0.67mモー rp:≒2.5KΩ
6RA9
6RA9は6CS7(前ページ)と違い、ハッキリと垂直偏向増幅用として設計されていて EP-IP 特性は故意にテレビ垂直偏向コイルの偏向特性を補正しやすいように直線性を相当悪くしています。(一般にテレビの垂直偏向コイルに流すノコギリ波は、偏向歪み補正のため大きく歪ませる・・のは御存知のとおりです)
よって6RA9をオーディオ出力管として使う場合はシングル動作ではなく、A1-PPか、浅いAB1-PP動作が妥当でしょう。 又、6RA9は1961〜2年頃に東芝が開発した日本独自の真空管でもあります。 (写真は東芝製)