6BL8

(周波数変換・映像増幅用 3極5極複合管)  eH:6.3V iH:0.45A


5極部 最大定格

EP:250V(カットオフ時 550V)  P損失:1.7W  EG2:175V  G2損失:0.5W  カソード電流:14mA  G1回路抵抗:自己バイアス1MΩ 固定バイアス0.5MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正負共100V


3極部 最大定格

EP:250V(カットオフ時 550V)  P損失:1.5W  カソード電流:14mA  H-K間耐電圧:ヒーター正負共100V


5極部 A1級増幅用特性

EP:170V  IP:10mA  EG2:170V  IG2:2.8mA  EG1:−2V  gm:6.2mモー  rp:0.4MΩ


3極部 A1級増幅用特性

EP:100V  EG:−2V  IP:14mA  gm:5mモー  μ:20


  

       6BL8



 6BL8 は米国名(1953/S・28年頃)で、元々はフィリップス開発の真空管 ECF80 そのものです。主に5極部をテレビチューナーの周波数変換、3極部を局部発振用として生まれ、日本では、それまでの初期テレビに使用されていた双3極管 6J6 に替わり 1957〜1959年頃に使われたらしいが、私には、そのテレビのメーカー名や型名の記憶がありません。・・・ので、極少数であったのでしょう(?)・・。 (その後間もなく新型のテレビチューナーのコンバーター用 双3極管 (6MHH3/5MHH3) が現れて、出番が無かったのでしょう・・ネ、たぶん) (写真はナショナル / 松下電器製)

6BL8 のテレビ以外の使用例は、およそ 1958〜1970年(S・33〜45年)の長期間に渡り、巷のアマチュア製作オーディオ・パワーアンプや、短波受信機の周波数変換管などに、6U8(次ページ)と共に平行して使われた・・という事などは、真空管時代を知る諸先輩は先刻御存知のとおりです。

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