6U8(6U8A)

(発振 増幅 混合用3極・5極複合管)  eH:6.3V iH:0.45A


5極部 最大定格

EP:330V  EG2:≒165V  EG1:0V  P損失:3W  G2損失:0.55W  G1回路抵抗:カソードバイアス0.5MΩ 固定バイアス1MΩ  H-K間耐電圧:ヒーター正100V 負200V


3極部 最大定格

EP:330V  EG:0V  P損失:2.5W  H-K間耐電圧:5極部に同じ  G回路抵抗:5極部に同じ


5極部(シャープカットオフ) 動作例と特性

EP:125V  EG2:110V  カソード抵抗:68Ω  EG1:−1V  rp:0.2MΩ  IP:9.5mA  IG2:3.5mA  gm:5mモー


3極部 動作例と特性

EP:125V  EG:−1V  カソード抵抗:56Ω  μ:40  IP:13.5mA  gm:7.5mモー


 

       6U8(6U8A)



 6U8 は同種真空管 6BL8 (前頁)と、ほぼ同時期の開発です(1951〜52年)・・が、6BL8 はフィリップス系なのに対し、こちらは米国系です。 共にテレビやFMチューナーの周波数変換用途が主ですが 6U8 のほうが電極間容量が少なく、より高周波向きです。又、プレート損失も7割ほど大きくなっています。 又、6U8 6BL8 共に、ベース接続端子の PT と G1P が隣り合わせのため、使用に当たってシールド対策などの処置が必要です。 (写真は東芝製)

私には、6U8 が日本国内生産テレビのチューナーに使用されていた・・という記憶がありません。・・が、1955〜1970年(S・30〜45年)頃のHF受信機のコンバーター管やSSB送信機に、及びオーディオアンプ等に、国内 外の市販機器やアマチュア製作品に 6BL8 と共に良く使われました。

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