6GS7 |
(発振 周波数混合用3極・5極複合管) eH:6.3V iH:0.365A
5極部 最大定格
EP:250V EG2:≒175V P損失:2W G2損失:0.5W カソード電流:18mA EG1:0V G1回路抵抗:カソードバイアス0.5MΩ 固定バイアス0.25MΩ H-K間耐電圧:ヒーター正負共100V
3極部 最大定格
EP:125V P損失:1.5W EG:0V カソード電流:15mA H-K間耐電圧:ヒーター正負共100V
5極部(シャープカットオフ)動作例と特性
EP:170V EG2:150V EG1:−1.2V IP:10mA IG2:3.3mA gm:12mモー rp:350KΩ
3極部 動作例と特性
EP:100V IP:14mA EG:−3V gm:5.5mモー rp:3.1KΩ μ:17
6GS7
6GS7は、真空管式の(ハイブリッド式も含む)日本国内生産テレビ受像機内チューナーの、混合・発振管としては最終バージョンの一つで、東芝製テレビではオール半導体に移行される直前まで(1979年頃まで)使われ続けました。 (写真は東芝製)
フレームグリッドでHi-gm管の米国名 6GS7 の開発生産は以外に古く、1963〜1964年頃(S・38〜39年)なのですが、実際に国内生産テレビに使われたのはRF-Amp に低雑音のニートロード管(6GK5や6HA5等)が生産され始めた1968〜1969年頃から・・と記憶しています。・・以後はV〜UHF対応半導体の性能向上に伴い、この種の高変換利得の混合管は国内外共に開発されずに真空管時代の終焉を迎えます。
テレビ以外の使われ方として・・オーディオ関係は皆無・・及び、巷の(国内外の)アマチュア製作の無線受信機に、極少数使用された程度でありました。
余計なことですが、東芝製市販テレビのチューナー部 高周波増幅管と混合発振管の組み合わせは、おおよそ下記の通りであったと記憶しています。
1953年(S・28年)〜 RF-Amp・・6CB6 MIX&OSC・・6J6
1956年 (S・31年)〜 RF-AMP・・6BQ7A MIX&OSC・・6J6
1959年(S・34年)〜 RF-Amp・・6RHH2 MIX&OSC・・6MHH3
1965年(S・40年)〜 RF-Amp・・6RHH2 MIX&OSC・・6DHH13
1969年(S・44年)〜 RF-Amp・・6GK5 MIX&OSC・・6GS7
1971年(S・46年)〜 RF-Amp・・6HA5 MIX&OSC・・6GS7