4M-P12

(電力増幅用 5極管)   eH:4.7V  iH:0.6A


最大定格

EP:250V  EG2:250V  P損失:8.5W  G2損失:2.5W  H-K間耐電圧:ヒーター正100V 負200V


A1級増幅動作例と特性

EP:180V  EG2:180V  EG1:−6V  G1せん頭入力信号電圧:6V  零信号IP:25mA  零信号IG2:5mA  RL:6KΩ  PO:1.8W  全高調波歪み率:10%


  

            4M-P12


 4M-P12は、日本の初期モノクロテレビ製造販売から3年ほど経過した 1955〜6年頃にマツダ(東芝)が、それまで活躍していたラジオ用出力管 6AR5 を元にトランスレス・テレビの音声出力管用途を目的に改造製造したもので、4M-P12系はヒーター電圧違いの 6M-P12 9M-P12が存在し、日本各社(日立 NEC 松下電器 等)も参入し、手軽な高感度テレビ用音声出力管として、又、後の真空管式ポータブルテレビ(1964年頃から)にも多用されていきました。

4M-P12 のテレビ以外の使用例は当時からほとんど見かけません・・し、手軽さが唯一の特徴といえば特徴のような球です。・・ですが、6M-P12(eH:6.3V)は、私の知らないところで使われていたのかも知れませんネ・・。 (写真は東芝製)

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