6AW8A |
(検波・増幅用 3極・5極 複合管) eH:6.3V iH:0.6A
5極部 最大定格(設計最大値)
EP:330V EG2供給電圧:330V EG2:≒165V EG1(正):0V P損失:3.75W G2損失(EG2が165V以下の時):1.1W G1回路抵抗:固定バイアス 0.25MΩ カソードバイアス 1MΩ H-K間耐電圧:ヒーター正100V 負200V
3極部 最大定格(設計最大値)
EP:330V P損失:1.1W G回路抵抗:固定バイアス 0.5MΩ カソードバイアス 1MΩ H-K間耐電圧:5極部に同じ
5極部 A1 級増幅動作例と特性
EP:150V EG2:150V EG1:0V カソード抵抗:150Ω rp:≒200KΩ gm:9.5m℧ IP:15mA IG2:3.5mA EG1(Ib=10μAのとき):-8V
3極部 A1級増幅動作例と特性
EP:200V EG:-2V μ:70 rp:17.5KΩ gm:4m℧ IP:4mA Ib=10μAのときのEG:-5V
6AW8A
6AW8 の特性改良型である 6AW8A は、元は GE RCA(?)で開発されたテレビ受像機の映像増幅(出力)及び映像検波 並びに 同期信号分離用途の球で、日本国内では昭和32年~33年(1957年)頃から東芝が製造を始め、続いて NEC 日立も国産化し、およそ1958~1966年(S・33~41年)頃までの19インチ以下の 中期モノクロテレビ及び16インチ以下の初期カラーテレビの映像増幅管(5極部)又、3極部を同期信号分離で多用されました。 (写真は 東芝製)
又、映像検波用(3極部)の球でもありますが、一般に3極管部は同期信号分離に使われ、映像検波はゲルマニュウム・ダイオード(1N60 等)が多かったように思います。
テレビ以外での使用例は、当時の市販メーカー製無線送信機及びアマチュア製作送信機やHF受信機(いずれも SSB機)などの混合回路(5極部)や、3極部は、その XTAL-OSC などが散見されました・・が、市販オーディオアンプ回路やラジオに使用されていたという記憶は私にはありません。